館友作家Artist
八代村田亀水(1927〜2018)
氏は長く煎茶家元(皇風禮式煎茶道)の仕事を続け、退任後は気持ちの赴くままに好きな青瓷や白磁などを熱烈な「亀水ファン」のために作り続けた。
2018年に亡くなったが、生前は何度も京都の工房にお邪魔し、作品はもとよりその控えめな人間性に大きな感銘を受けた。
頼まれた仕事を様々な工夫を繰り返しながら、黙々と仕上げていく姿を見るにつけ、自身が何も語らずとも「作品が語る」という確信を、静かな矜持として持っていたひとだと思っている。
生涯を一陶工として生き、人前に出ることをあまり好まなかったが、氏の作品は当館が圧倒的に所有しているので順次公開していく予定。
「やきものは畢竟品格だ」と言われるが、「写し物」と言われる作品にも氏の人間性や品格が見て取れるはずだ。
- 牙白磁鳳首瓶
- 21.0 × 38.7 cm
- 月白青瓷花生
- 11.4 × 21.5 cm
- 牙白磁鶴首瓶
- 9.4 × 24.7 cm / 9.2 × 21.2 cm
- 月白青瓷耳付瓶
- 10.7 × 22.4 cm
- 高麗青瓷雲鶴茶碗
- 10.7 × 9.1 cm
- 青白瓷線描銚子
- 17.6 × 13.3 cm
- 赤絵龍文壺
- 13.1 × 25.4 cm
- 三彩龍手瓶
- 9.8 × 27.0 cm
- 赤地金襴手瓢瓶(対)
- 21.0 × 47.2 cm
- 高麗青瓷龍壷
- 22.0 × 26.2 cm