「涼を味わう‐白磁と染付‐」展、本日から始まりました。
暑い夏を少しでも快適に過ごせるよう、やきものの「涼を味わう」をテーマに「白磁と染付」展を企画いたしました。
１６世紀後半に生まれた日本の磁器は「土もの」に比べ硬く割れにくい上に吸水性がなく、取り扱いやすいという利点が受け入れられ、またたくまに全国に広がり、有田や瀬戸は磁器の一大産地として栄えました。
庶民の生活必需品として地位を確立した白磁や染付が美術工芸品として昇華するのは明治時代に三代清風与平を先駆としてからと言われています。
今回の企画は白磁と染付で人間国宝に認定された作家の作品、現代活躍中の作家、古伊万里の染付作品なども展示いたします。やきものの「涼」を体感して頂ければ幸いです。
番外で涼しげなエミール・ガレの作品も展示しております。
皆様のご来館お待ちしております。