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「スペイン陶芸の至宝‐セラ家三代のあゆみ‐」展 同時開催中

お知らせ2022.11.01

収蔵品展「-日本古陶磁と近現代の名陶-」展と同時開催しています「スペイン陶芸の至宝-セラ家三代のあゆみ-」展を紹介します。
ジョルディ・セラ・モラガスはガウディ、ピカソ、ミロ、ダリなど多くの芸術家たちを生み出したスペイン・カタルーニャ地方を代表する陶芸家です。
ジョルディ・セラ・モラガスの祖父アントニ・セラ・フィターは絵の勉強に訪れていたフランスのセーブル磁器と出会い陶芸家としての一歩を踏み出します。19世紀から20世紀初頭に勃興したモデルニスモではガウディやピカソなどと共に近代芸術の重要な役割を果たし、スペイン陶芸の父といわれています。
アントニ・セラは美術学校の教授をしており、教え子には画家のジョアン・ミロ、陶芸家ジョアン・ガルディ・アルティガスがいます。バルセロナの郊外に絵画のように美しい絵柄と豊かな色合いの作品の制作を目指し、工房を開きました。セラ家の陶芸の歴史の始まりです。
工房を引き継いだアントニの息子ジョセフ・セラ・アベラはスペイン国内はもとより海外でも活躍した陶芸家でした。
三代目ジョルディ・セラ・モラガスは陶芸家の父ジョセフ・セラと音楽家の母のもと、幼少期から美術と音楽に親しみ、陶芸家の道を歩み始めます。祖父アントニが開発したセラ家伝承の金属釉の研究のため、化学の専門学校に進み、25色もの光色彩を操ることに成功しました。作品は窯を密閉し、陶器を燻すことで灰や煤をかぶり、金属釉の化学反応を起こし、鮮やかなメタリックな色調でありながら光彩が和らげられ不思議な親近感を感じさせます。
当館がジョルディ・セラ・モラガスの作品の収集を始めたのは30年ほど前、東京の百貨店の渡り廊下にある展示場で館長が偶然見たジョルディ・セラの作品に一目惚れしたことからでした。その後、本人に会う機会を得、来日の都度、沼津に寄ってくださるようになり親交を深めてきました。
備前焼が大好きで、参考にと書籍や作品を館長の本棚から持って帰るのだそう。
本展ではアントニ、ジョセフ、ジョルディと三代続くスペインの偉大な陶芸一家の作品を展示しています。
皆様のご来館お待ちしております。

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